インド ジャイプール 風の宮殿

ジャイプールは、1728年にジャイ・スィン二世という王が造ったラージャースターン州の州都。旧市街は全長10kmの城壁に囲まれ、王が好きなピンク色の街並みに統一されているのが特徴。ピンク・シティーという別名を持つ。また、インドにはプール(またはプルとも表記)が付く地名が多いが、プールは「城壁に囲まれた町」という意味。

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風の宮殿はジャイプールのシンボルで、大通りに面した五階建ての建物に小窓がたくさん並ぶ。張りぼてのように奥行きのない風通しの良い構造で、かつては女性達が姿を見せることなく街の様子を楽しんでいたという。

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観光客が集まるため、物売りや物乞い、大道芸人も多い。仲間の一人は蛇使いの写真を何気なく撮り、凄い勢いでチップを要求されたのが怖くて逃げたところ、バスに乗り込むまで彼等に追い掛けられた。

こんな風に付き纏われた時はシンさんやドライバー氏が間に入ってくれるのだが、人間ではないものを相手にしているような扱いが気になった。上級職に就くことの多いスィーク教徒(ターバンが特徴)で、大学を出て、日本に留学までして、日本語ガイドという割の良い仕事をしているシンさん。カースト制度はとうの昔に廃止されており、彼自身も観光ガイド中に繰り返し説明していたが、実際に取る行動が伴っていない。

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街中から11km離れ、岩山に建つアンベール城へ。麓からは名物、象のタクシーを利用。

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象の上にいる私達の目線に合わせ、壁の高い位置に商品を掲げている店。

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湖の中に建つ水の宮殿、ジャル・マハール。

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私達が乗った象は元気が良く、遥か前方にいた象を軽く追い越す。

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城門をくぐり、象の降り口専用テラスに横付け。まずは象の右半身側に乗っていた私ともう一人が降り、それから象が向きを変えて、私達と背中合わせで左半身側に座っていた一人が降りる――筈が、象遣いが「チップ寄越せ」。嫌な予感がしたので、私は「象に乗ったままのコを先に降ろして欲しい」と伝えた。ただでさえ不安定な象の上で友人が怖がり、早く降りたがっていたというのもある。すると、象遣いの奴、彼女を乗せたままで象を暴れさせ始めやがった!

悲鳴を上げる仲間を人質に取られては為す術もなく、私はすぐさまチップを渡した。予めシンさんに聞いてあった相場は、一人当たり10ルピー。なので、私達三人分を纏めて30ルピー渡したのだが、足りないからもっと寄越せと言う。象のタクシー代は勿論別に支払ってあるのに、何をー!?

象の暴れっぷりは周囲にいた観光客も驚く程で、私達とは別ルートで登って来ていたシンさんも何処からか飛んで来た。手短に状況を説明したが、友人は象から振り落とされんばかりだし、シンさんも「早くチップを払って!」と責めるように言うわで、50ルピーも余分にチップを渡す羽目になった。これではまるで、私がチップをケチっていたみたいではないか。十分に説明する余裕など無かったし、シンさんもそう解釈したんだろうな。凄い悔しいー!!

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城とはジープで行き来する方法もある。

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